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サークルホームレスにならないために! 居場所になるサークルの見分け方!

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大学生のメインテーマと言ったら、学業、アルバイト、サークルの三本柱でしょう。その中でもサークルの占める割合はあらゆる意味で非常に大きいです。大学生というのはこれまでの義務教育とその延長の高校生活とは異なり、比べきれないほどの自由な時間を手にします。

この時間は、みなさんが想像するよりはるかに長いのです。普段学校に通うにしても週に2日以上は完全な休暇ができることがほとんどですし、また学校に通う日でも、1コマだけ授業だけ受けてその日はもう終わりなどということも多々あります。

その余った自由時間をいかに有意義に使うかが重要なのは誰しも想像できると思います。今回はその時間の使い方としてのサークルの選び方を、私の体験を交えて紹介したいと思います。

【集まって何をするのか?したいのか?】

 

授業とアルバイト以外の大量にある自由な時間に関して、どのように使うかはもちろん自分次第です。考えられる選択肢は色々ありますが、資格を取るにしてもそれらすべて使ってまで取らなければいけない資格などごく一部でしょうし、アルバイトするにしてもお金を稼ぐにしても、それだけでは大学生活が味気ないものになってしまいます。

 

そう考えると、自由な時間の使い道には、自分がとことん好きな趣味や活動に費やす方法がとても「大学生らしく面白い」と考えられる。そしてこの趣味や情熱を注げる活動に花を添えるのが「サークル活動という場所」でしょう。

 

一人では挑戦しにくいような活動でも、サークルという存在を借りれば様々な体験ができるのです。例えば、大人数で旅行へ出かけたり、好きなスポーツをするというような遊びやレジャー系のサークルもある一方で、普通では体験できないようなテレビ制作やイベント制作に携わることのできるような学生団体もあります。

 

純粋に政治や経済を考えることに主眼を置いたり、様々な資格を勉強するような、授業の延長のような真面目なサークルまであって、サークルのジャンルは本当に幅広いのです。そう考えると、大学生活をギュッと圧縮したものがサークルと考えても良いかもしれません。

 

さらに、サークル活動は就職時にも大きな役割を果たします。大学生が大学生活という長い時間を通してどのような活動を行い、どのような力を付けたのかは、就活の時に自分をどうアピールするかを考えるうえでとても重要な項目になります。

 

サークル活動や体育会・学生団体などを通して学生のうちから力を付けた学生は、当然ながら自信をもって自分をアピールできるでしょう。採用する企業側にとっても何にも情熱を注がずだらだらと過ごした学生よりも、そのような学生を欲するのは当然です。このように、自分に合ったサークルを見つけるということは、大学生活をより実りのあるものにするのに加え、就職活動の場面を通して、その後の社会人としての生活にもかかわってくる重要な選択になってくるのです。

 

【たった半年しかないサークル選択適齢期】

 

自分に合ったサークルを探すことの重要性を挙げればキリがありません。さらに言えば、それを一年生のうちに見つけることがとても重要になってきます。というのも、大げさに言えば、最初の一年間で自分に合ったサークルを見つけられなければ、その後の大学生活で理想的なサークルに出会うことは難しくなってしまうのです。

 

なぜなら、ほとんどのサークルでは活動や旅行や飲み会などを通じて、その学年のコミュニティができてしまっており、二年生になった後にそのサークル内に既に出来上がったコミュニティに参加することはかなりの度胸と努力が必要となるからです。

 

このハードルがかなり高く、そのために二年生になってから新しいサークルに加入することをあきらめたという人も、自分の周りだけでもとても沢山いました。もちろん学年や既存のコミュニティなど気にもせず、輪の中に入っていけるようなコミュニケーション能力があればいいのですが、そんな高い能力など持っていない人がほとんどのはずです。

 

つまり、新入生にとっての最初の一年、実際には夏旅行までの数カ月間が、ほかのどの学年以上にその後の大学生活に影響を与える期間になります。

 

実は新入生というのは、このように短く限られた「サークル選択適齢期」に自分に合ったサークルを見つけなければいけないという、かなりの難題を無意識のうちに負わされているのです。

 

しかしいかに慎重に選ぼうとも、そのサークルの本当の姿というのは新歓の時期を過ぎた後にならなければわからないものです。というのも、新歓期のサークルというのは、「合コンに出かけた男の本性」と近い性質を持っていることがあります。

 

合コンという初めて会った男女同士が仲良くなるのを目的した集まりの場では、男子は「先手必勝」と言わんばかりに女の子に自分の魅力を並べます。これと同じように、実際には大学内や世間的に何の実績も評価も受けていない有名無実のサークルであろうとも、新入生の前ではとても素晴らしく、大学生活のすべてを注いでもいいと勘違いするほどに良い面を誇張することが日常茶飯事です。

 

つまりは、新入生はどれも同じように見えるサークルの中から、自分にとって一番合うサークルを、入学したての数カ月という短いうちに見つけなければならないという無理難題を早急に解決しなければいけないのです。

 

 

【活動年数とリーダーの熱意を知るのは重要】

 

もちろん、サークル選びの方法に数学のような答えはありません。最善の選択の方法を提示することはできませんが、サークルを選ぶに際して注意する点はたくさんあります。

 

「創設してから何年目?」

 

まずはそのサークルがどのくらいの期間存続していたかどうか、またメンバーは何人くらいいるかを知りましょう。やはり、良いサークルというのはいつの時代も人が残り続けるもので、長く存続しやすいからです。反面、体制などがしっかりしていないサークルの場合は、夏休みが終わった頃からメンバーが姿を消しはじめ、春先の新歓期まで動かない「冬眠状態」というケースも少なくありません。

 

仮にそのようなサークルに加入していて、生活における自由時間の比重を重くしていったときに、途中でサークルが空中分解して消滅してしまった時に、「サークルホームレス」として居場所を求めてさまようことになる可能性が大いにあるのです。

 

ただし、これは新設サークルの場合には通用しません。新しいことに挑戦する際には当然ゼロからのスタートなので、人も体制もそろっていません。活動時間や活動場所も固まっていない場合もあるでしょう。ただスタートアップ時には老舗サークルにはない「リーダーの熱意」が存在するはずなので、それを参考に選ぶのも一つの方法です。

 

同様に「プロジェクト方式」で毎回新しいメンバーを集める場合も、人数が少ないだけで評価をすると大事な選択肢を失ってしまいかねません。「イベントの実行委員会」などは、この形式で運営されることが多いからです。この場合も説明会などでリーダーや幹部陣と実際に話してみて、今後のビジョンを聞いて共感できるのであれば、そこで入会を尻込みする必要はないでしょう。

 

 

【目標ある船に乗れば遠くを目指せる】

 

「オールラウンドサークルには注意?」

 

「テニスサークル」「サッカーサークル」などスポーツを共通の目的としたり、「国際交流サークル」「フリーペーパーサークル」など様々な活動を共通の目的として集まる団体がほとんどですが、中には「オールラウンドサークル」という、あまり聞きなれない団体も存在します。

 

「オールラウンドサークル」はそのような明確な目的を持たずに、漠然と「見ず知らずの人が集まって仲良くなって遊べればいいよね!」という、良くも悪くも「ゆるい集まり」であることが多いです。

 

このサークルの問題点は、集まった人たちに明確な目的がない分、とにかくサークルの消滅の可能性が高いということです。春にはにぎやかであっても、明確な目的がないために、掛け持ちをしていた新入生がどんどん本軸として席を置くサークルを絞っていく段階で一気に新入生が消えてしまうといったことも多々あります。

 

また、活動の大きな比重を「飲み会」に割いているものが多く、その分、ノリやコールなどを独自で持っているサークルとして、飲み方も他の団体に比べてかなり激しいケースが多いです。飲み会関係で事故が起きてしまっても、大学生ともなれば基本的に自己責任で解決しなければならないことは理解しておきましょう。

 

また、サークルを実りのある大学生活を送るという目的で考えた時に、ただ単に飲み会をして遊ぶというだけのサークルは「本軸を置くのではなく掛け持ち先の第二のサークル」として置かれやすい点も、「オールラウンドサークルが比較的短く淘汰されやすい」理由でしょう。

 

【サークルホームレスとならないために】

 

やはり、「目的は結束のもと」という性質は想像以上に大きいでしょう。

誰しもが本能的に「だらだらするより何か目標を持って過ごしたい」と考えて生活を送っていて、それはサークル選びの際にも反映されやすく、結果的に「目標のあるサークルに籍を置きたい」と考える人が多くなり、そのようなサークルが長続きしていきやすいのです。

 

大学を卒業してから数年たった先、大学や学園祭に戻って来た時に、自分の居た空間に後輩たちが残っていた時のほっこりした「安堵感」を味わうことができれば本当に幸せなことでしょう。

 

大学在学中、そして大学卒業後の「サークルホームレス」にならないためにも、「自分の居場所選び」には、受験勉強同様に、後悔しないよう全力でぶつかってみてください。

 

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