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”TOEIC”、”TOEFL”って?意外と知らない2つの違い

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大学生になってから耳にすることが多くなった“TOEIC”や“TOEFL”。入学後のクラス分け試験などで既に受けたという人もいるかもしれません。一方で「TOEIC・TOEFLって聞いたことはあるけどどんなものか分かんない…」、「TOEICとTOEFLって何が違うの?」という人も多いハズ!今回はそんなTOEIC・TOEFLについて迫っていきましょう!!また、ざっくりとですが対策もありますよ~!

“TOEIC”とは

“Test of English for Internationaru Comunication”の略称。
英検などとは違い、合否ではなく10~990点のスコアによって評価されます。大学によっては、一定のスコアまで達すると英語の単位を認定してもらえることも。また、就職活動の際に多くの企業でTOEICのスコアが重視されるので、大学生にとっては必須ともいえる存在です。この“TOEIC”には“TOEICテスト”、“TOEIC IPテスト”、“TOEIC SWテスト”、“TOEIC Bridgeテスト”の4種類ありますが、ここでは一番受験者数の多い一般的な“TOEICテスト”について説明していきましょう。まず、大まかな構成ですが、Listening・Readingの2つのパートに分かれています。どちらもすべてマークシート方式となっており、問題の量が多いのでかなりのスピードが求められます。試験時間は2時間(Listening60分、Reading60分)となっています。英語があまり得意ではないという人でも、慣れやテクニック等を駆使することでハイスコアを狙うことができます。

TOEIC対策

勉強法としては傾向を知るということが1番大切で、過去問題や公式問題集を解いて形式に慣れていくという人が多いと思いますが、第210回公開テスト(2016年5月29日実施)より出題形式が一部変更となっているので、その点に注意して勉強を進めてください。
~Listening編~
個人的な意見としては、まずReadingではなく先にListeningを勉強すべきです。日本では、大学に入るまでに主にReadingに重点を置いて勉強してきた人が多く、今から頑張っても正直伸びにくいです。その点、Listeningは今まで重点的に勉強してきた人はそれほど多くないでしょうし、聴けば聴いた分だけできるようになるといわれるパートなので、こちらから手を付けた方がすぐにスコアアップが狙えます。もちろん読み流しはダメですが。対策というわけではありませんが、このListeningパートでは音声が流れる前に数秒の間があるのでその間に問題文を読んでおくことは絶対条件です。TOEICのListeningパートではメモを取ることが禁止されているので、その点も注意して勉強しましょう。

~Reading編~

当たり前のことですが、解いた問題はそのままにしておかずにしっかり復習をしましょう。その際に音読をすると効果抜群です。一見、あまり意味がなさそうにも思える音読ですが、読む・声に出す・訳すの3つを同時並行で行うため、想像以上に大変で得られる効果も大きいです。速読力が付き、英文をスラスラ読むことができるようになりますし、また、英文が頭に入ってから日本語に訳す時間も短くなるのでListeningパートでも効果を発揮すること間違いなしです!

ここからは“TOEFL”についてです!

“TOEFL”とは

“Test of English as a Foreign Language”の略。まず、TOEICよりもこちらの方が難しいと言ってよいでしょう。慣れやテクニックでのスコアアップが比較的容易なTOEICと比べ、TOEFLでのスコアアップは相当な努力が必要と言われています。就職活動においては、どちらかというとTOEICの方が重視され、逆に留学ではTOEICよりもこちらが重視されています。ざっくり言ってしまうと、留学したい人向けですね。そしてこのTOEFL、やはり留学を目指す人向けということだけあってTOEICに比べて負担が大きく、Listening・ReadingだけでなくWriting・speakingもやらなければなりません。また、WritingとSpeakingが追加された分、TOEICと比べて試験時間が2倍以上(4~4.5時間)となっており、かなりの集中力が必要とされます。そして、1番大きな違いとなってくるのが試験方式であり、iBT試験(internet-Based Test)ということで紙媒体のぺーパーテストではなく、会場で用意されたパソコンを用いて受けるテストとなっています。多くの人がパソコンで試験を受けるということに慣れていないでしょうし、そういった部分も含めて対策が必要になってきます。

TOEFL対策
~Listening編~

TOEFLは4パートになっているのでListeningの配点は全体の25%と思ってしまいがちですが、実は全体の約50%も占めています。となると、避けては通れないパートです。また、TOEFLのListeningはTOEICとは違い、メモを取ることが許されているので、絶対にメモを取る練習をしましょう。このメモの取り方でスコアが大きく変わってくるとも言われています。とは言っても、メモを多く取りすぎて聞き取りに支障が出てしまっては本末転倒ですから、聞き取りに支障が出ない程度に簡潔なメモを取るのが鍵となってきます。

~Reading編~

TOEICに比べ英単語のレベルも高くなり、アカデミックで専門的な単語が増えてきます。過去問や問題集でアカデミックな文に多く触れ、傾向を知って慣れていくことが必要になります。分野ごとに出やすい単語も多くあるので、単語帳で勉強するだけではなく復習をするときには単語もしっかり覚えるようにしましょう。

~Writing編~

パソコンを使って解答するため、人によってはタイピング練習が必要になるかもしれません。そこまで速さを求める必要はありませんが、タイピングなんかで時間を食ってしまうともったいないので人並みのスピードでタイピングできるようにはしておきましょう。また、大学入試やGTEC for STUDENTSなどで英作文をやってきた人はすでに実践していたかもしれませんが、自分なりにおおまかな解答パターン(いわゆるテンプレ)を作っておくと解答がだいぶ楽になります。添削はしてもらえる環境があるならしてもらった方がいいでしょう。大学ならネイティブの先生がいらっしゃるでしょうし、せっかくの機会なのでぜひ添削をお願いしてみましょう。

~Speaking編~

Speakingパートは対人ではなく、録音して行います。Speakingと聞くと英会話をイメージしてしまいがちですが、このパートでは誰かと直接会話をするわけではないのでそこまで身構える必要はありません。Writingの対策でも述べたようにテンプレを作っておおまかな方を決めておくことで、その場に応じて必要な部分だけを補うという方法ならばTOEFL初心者や英会話が苦手な人でも得点がしやすくなるでしょう。

よくあるウワサ

自分の周りでもよく「TOEICの有効期限は2年間」という情報がたくさん流れているのですが、実はそれは誤りで、正しくは「TOEICスコアの公式認定証を再発行できる期限が試験日から2年間」です。「どうせ2年間で期限が切れるんだから就活前に受ければいいし、大学1年の内から勉強しなくてもいいや。」と今まで思っていたそこのアナタ!今すぐ始めといた方がいいですよ!いざ3年生になると、インターンシップや就活でしっかりと勉強する時間がとれないため、余裕をもって1年生の内から始めておくべきです。

おまけ

ここからは余談になりますが、資格のために勉強をするのではなく、純粋に英語を楽しみたい、学びたいという人にオススメなのが“TED(Technology Entertainment Design)”です。この“TED”は毎年大規模な世界的講演会を主催するアメリカの非営利団体であり、インターネット上でその講演会の動画を無料で視聴することができます。講演に関しては有名な方からそうでない方まで、さまざまな分野についての講演が行われています。時間もそれほど長くはなく、3分~20分程度です。Listeningの練習にもなるのですが、やはり1番のポイントは「英語でのプレゼンの雰囲気を学べる」ところでしょう。結局、英語というもので一番大事になってくるところは話すということですし、話し方やトーン、間の空き方まで学べる機会はそうそうないので、そういった点に着目してみるのも面白いですよ!

今回はTOEIC・TOEFLについてでしたが、いかがだったでしょうか?TOEICやTOEFLでは資格的な話になってしまいましたが、おまけで紹介させていただいた“TED”のように楽しみながら英語を学べるものもありますし、これを機に勉強してみるのはどうでしょうか?

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